JCBカード/プラスANAマイレージクラブというクレジットカードがJCBから発行されている。
JCBで最もベーシックなクレジットカードであるJCB一般カードの上に、ANAマイレージクラブの機能が合体した有用なクレジットカードだ。
ベースになるJCB一般カードは、わが国国外でメインカードとして使うには、おそらく最も総合力が高いカードであると、僕は考えている。
知り合いから、日常使いに一番いいクレジットカードはどれ?って聞かれたら、迷うことなく、JCB一般カードにしておきなさいと答えるくらいだ(39歳以下の方ならJCB CARD Wの方がよいだろう)。
だから、そのJCB一般カードに、さらにANAマイレージクラブの機能がついたこのカードは、特にANAユーザーにとっては文句なしに有用でおすすめなクレジットカードであるということができるわけだ。
ベースのJCB一般カードが持つすさまじい実力は、すべてキミのものになる
JCBカード/プラスANAマイレージクラブ は、はじめに言いたとおり、ベースにはJCBオリジナルシリーズのJCB一般カードが採用されている。
したがって、JCBカード/プラスANAマイレージクラブのユーザーは、その極めてスグレモノのJCB一般カードの性能を当たり前のように使うことができる。
ANAカードの有用さとお値打ちさも当然大切だが、JCB一般カードについてあまりよく知らない方は、まずは基本となるJCB一般カードの性能について先にお読みになることを強く推奨する。
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当然ベースをJCBゴールドにすることもできる
ベースのJCB一般カードがスグレモノのことは分かったんだけど、僕はもうちょっといいサービスを受けたいから、ベースはJCBゴールドにしたいんだよね、っていう方もいらっしゃるだろう。
そういう方はには当然、ベースをJCBゴールドにした、JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブが用意されている。
JCBゴールドも、わが国のゴールドカードを代表する素晴らしいクレジットカードだから、ANAカードの機能を確認する前に、まずはJCBゴールドの性能についてご確認されることを、これまた強力に推奨する。
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JCB一般カードやJCBゴールドに追加されたANAマイレージバンクの機能が有用でおすすめ
さて、JCBカード/プラスANAマイレージクラブは、JCB一般カードにANAマイレージクラブの機能がプラスされたクレジットカードだと言ったが、一体、どんな有用とおすすめがプラスされたのだろうか。
マイルが貯まる
まず、JCBカード/プラスANAマイレージクラブには、ANAマイレージクラブの機能がついているわけだから、飛行機に乗ったときにはマイルがしっかり貯まる。
また、JCBカード/プラスANAマイレージクラブは、JCBの基幹ブランドであるJCBオリジナルシリーズの一員だから、JCB一般カードのページで見ていただいたとおり、当然、ふだんの生活のあらゆる場面でJCBのOki Dokiポイントがドッサリ貯まっていく。
このOki DokiポイントはANAマイルに交換することができるから、フライトで貯まったマイルとOki Dokiポイントから交換したマイルを合算することで、さらにいっぱいのANAマイルを貯めることができる。
特に、スターバックスやアマゾン、セブンイレブン、たいていのガソリンスタンドなどじゃ普段の2倍~10倍という、すさまじいOki Dokiポイントが貯まるし、ネットショッピングで「Oki Dokiランド」というサイトを経由してショッピングサイトに行けば、最大20倍という、めまいがしそうなくらいのポイントが貯まる。
ここで貯まったOki DokiポイントをANAマイルに交換してフライトマイルに合算すれば、ものすごくいっぱいのANAマイルを貯め続けることができ、フツーに生活しているだけで、毎1年のうちに1回はタダで外国旅行に行けるようになったりする。
タダで外国旅行・・・ああ、なんていい響きだろう!
スキップサービスが激しく楽
次に、JCBカード/プラスANAマイレージクラブ を持つ大きな利点として、そのカードだけでANAのスキップサービスを使うことができるということが挙げられる。
クレジットカード搭載のスキップサービスを使える人は、飛行機にのるときにプリントアウトしたチケットなんかをモタモタ出したりしないよ。
カード一つでチェックインから搭乗までピッとカードをかざしてサッと通り抜けられる。
さわやかだねー。
Apple PayやGoogle Payが使える方ならスマホやスマートウォッチでピッ。
これだけだ。
スマートすぎるっ!
有用でかっこいいANA QUICKPay+nanacoがもらえる
さらに見逃せないのは、JCBカード/プラスANAマイレージクラブは有用でかっこいい、ANA QUICKPay+nanacoというICキーホルダーがもらえることだ。
下の公式サイト内にある写真でご覧の通り、このキーホルダーには電子マネーのQUICKPayとnanacoおよび、スキップサービス用のICチップが組み込まれてている。
だから、かばんのひもに吊るしておいたキーホルダーを引っ張り出すだけで、ピッとお会計を済ませたり、スキップサービスで飛行機に乗れたりしちゃう。
小さいので、カードホルダーを使うより、よっぽど楽ちんだ。
電子マネーも全国のセブンイレブンで使える前払い式のnanacoと、最近じゃもう至るところで使える後払い式のQUICKPayの組み合わせというところがニクいだろう?
マイル集め中心のクレジットカード保有体制にしたいなら
本格的にドカンとマイルを貯めたい方には向かない
このように、JCBカード/プラスANAマイレージクラブ はJCBオリジナルシリーズのものすごく高い基本機能と、ANAマイレージクラブの基本機能が合体した、ものすごく高機能なクレジットカードだ。
これをメインカードにして、ふだんの生活の隅々にまで使用していけば、正直言ってこれだけで一生、何も不自由することはないだろう。
この僕が断言する。
もっとドカンとマイルを貯めたいなら
ただ、一点だけ注意点がある。
これだけ素晴らしいクレジットカードであるJCBカード/プラスANAマイレージクラブだが、「ANAマイルを最高の効率で集める」ということに特化している、いわゆる「ANAマイラー」の方にとっては、これがベストの選択とは言えない。
どうしてかというと、このJCBカード/プラスANAマイレージクラブは、「JCB一般カード」という、あくまでも「(飛行機での旅行とはあまり関係ない)ふだんの生活を豊かに暮らす」という目的に沿って、極めて高い総合力を持つように設計されたクレジットカードがベースになっているからだ。
言いかえれば、これに追加されたANAマイレージクラブの「お値打ち」と「有用」は、わりとライト目なものだけに限られており、マイルを加速度的に増やすことを目的とした「ANAカード」特有の機能まじゃないのだ。
だから、アタシは「総合力の高いクレジットカードを1枚作りたいんだけど、そういうと、ANAの飛行機にはほんのときどき(年に1~2回程度)乗るなぁという方には、JCBカード/プラスANAマイレージクラブはまさにベストチョイスになる。
そのままこれを作ってほしい。
でも、「オレは激しく効率的に、ドカンとANAマイルを集めてタダ旅行するんだー!」という風に気合いの入っている方や、「僕は陸マイラーとして毎日しっかりANAマイルを貯めて、憧れのファーストクラスに乗るのよ!」っていう崇高な目標に向けてメラメラ燃えている方は、素直にANA主導で企画され、各カード会社から発行されている「ANAカード」を作ってね。
ANAカードであれば、飛行機に乗ったときのマイル付与率のアップや、ANAカードマイルプラス特約店でのマイルの割り増し、家族間でのマイル合算などの特典が付きますので、ANAマイルが貯まるスピードはずっと上がるだろう。
ただし、この場合は「JCBのオリジナルシリーズ」じゃなくなるので、JCBオリジナルシリーズにある特典は全てなくなる。
ご注意あれ。
ちなみに、「ANAカード」のうちでも間違いなくJCBブランドじゃなければヤダ!という方にはANA JCBカードを激推しするが、特にこだわりをもってないという方には、三井住友ANA VISA/Masterワイドゴールドが、最も効率よくスピーディにANAマイルを貯めることができるので激推しだ。
上手にANAマイルをがっぽり貯めて、楽しいタダ旅行ライフをしちゃってほしい。
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